ライアン・ガンダー展-太宰府天満宮コレクションより
- Date
- 2017年5月13日 - 2017年7月30日
- Artist
- ライアン・ガンダー Ryan Gander
- category
- 現代アート
宝物殿企画展示室では、「ライアン・ガンダー展-太宰府天満宮コレクションより」を開催しました。
1976年イギリス生まれのライアン・ガンダーは、新しいコンセプチュアルアート(概念芸術)の旗手として、これまでに世界各地で個展を開催するとともに、著名な展覧会に多数参加するなど、美術界で注目を集める重要な作家の一人です。
平成18年(2006)より始まった、太宰府天満宮アートプログラムの作家として、太宰府を訪れたガンダーは、神道を背景とする日本人の精神性や日本文化の本質に迫る新作8点を平成23年(2011)に宝物殿と境内をダイナミックに使い発表しました。うち、屋外の4点は6年の歳月を経て、その様相は神社の景観と馴染むよう、変化を重ねています。
本展では、アートプログラムで発表された作品も含め、これまでに当宮が収集したガンダー作品の中から16点をご紹介しました。
Photograph: Julian Abrams
ライアン・ガンダー Ryan Gander
1976年イギリス生まれ。ロンドン・サフォークで活動。コンセプチュアル・アートの旗手として世界のアートシーンで注目を集める。「墜ちるイカロスー失われた展覧会」(メゾンエルメス,東京,2011)、「Make every show like it's your last」(ヨーロッパ・アメリカ巡回,2013-16)、「ライアン・ガンダー-この翼は飛ぶためのものではない」(国立国際美術館,大阪,2017)、「われらの時代のサイン」(東京オペラシティアートギャラリー,2022)など個展多数。「第54回ヴェニス・ビエンナーレ」(イタリア,2011)、「Our Magic Hour」(横浜トリエンナーレ,神奈川,2011)、「ドクメンタ13」(ドイツ,2012)「Ouverture」(ブルス・ドゥ・コメルス,フランス,2021)など国際展に多数参加。