境内美術館 境内美術館のロゴです。

太宰府天満宮の御祭神 菅原道真公(天神さま)は、「学問の神様」のほか「文芸・芸能・芸術の神様」として、古くから崇められています。天神さまのもとには、時代の最先端の文化・アートが集まり、此処から対外的に広く発信がなされてきたのです。また、太宰府天満宮は、明治6年(1873)、7年(74)、8年(75)の太宰府博覧会の開催に続く、九州国立博物館の誘致運動など、一貫して九州の文化活動の活性化に貢献すべく、様々な試みを行ってきました。この文化・アートの擁護者としての天神さまの役割を現代に継承し、それを広く世間に伝えるべく、平成18年(2006)、太宰府天満宮アートプログラムがスタートしました。

国籍やジャンルを越えて広く内外からの才能を集めることで、現代文化の多様性を呈示するこのプログラムは、歴史と未来が出会う「広場」としての神社の役割と、文化の守り手として、100年、1000年先の未来を見据えた太宰府天満宮の姿勢を、世界に向けて具体的に示すものです。アーティストの太宰府での取材や滞在を経て制作された作品の公開を全面的にサポートすると同時に、これらの作品を地域の財産として収蔵することで、文化活動を牽引していくという、美術界でも全国的にもユニークな取り組みとして、認知されてきました。

また、アートプログラムで発表された作品の中には、屋外に恒久設置されたものもあります。太宰府天満宮は境内のあちこちで、アートを体験できる場所、まさに、境内全体が美術館なのです。本サイトでは、太宰府天満宮で今、鑑賞できるアート、そして、これまでにアートプログラムを中心に取り組んできた多彩なアートやデザインの展示のアーカイブをご紹介しています。

太宰府天満宮アートプログラム Dazaifu Tenmangu Art Program

いつの時代も文化の発信地として世の注目を集めてきた太宰府ですが、今もさまざまな分野で活躍中の文化人・アーティストを惹きつけてやみません。

平成18年(2006)からは太宰府・太宰府天満宮の魅力をさらに引き出し広めるため、アーティストが太宰府での取材・滞在を経て特別に制作した作品を発表する「太宰府天満宮アートプログラム」を展開しています。

このプログラムは、太宰府天満宮がこれまで、その時々の最先端のアートを受容し、対外的に広く発信してきたことを引き継ぐ試みで、これから100年、1,000年先の未来を見据えた太宰府天満宮の姿勢を、世界に向けて具体的に示すものです。太宰府天満宮と世の中の今を映す「現代アート」は、とても自然な関係で結ばれているといえます。

古来、アジアの玄関口として文明が交差した地である太宰府。その中にあって、「文化の神様」である菅原道真公をお祀りする太宰府天満宮は、さらなる文化の歴史を築いていく発信拠点として積極的に活動していきます。

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