太宰府天満宮工芸コレクション展ー梅の意匠を中心に
- Date
- 2022年12月13日 - 2023年6月04日
- Artist
- 神戸智行 Tomoyuki Kambe 鹿児島睦 MAKOTO KAGOSHIMA
- category
- 工芸日本画書現代アート
「東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
これは、太宰府天満宮の御祭神 菅原道真公が京都の自邸を離れる際に詠まれた歌として知られていますが、主との別れを惜しみ、一夜にして大宰府まで飛んできたという太宰府天満宮の御神木「飛梅」の開花を皮切りに、約200種6,000本の梅が次々に花を咲かせ、境内は馥郁たる香りに包まれます。
古今を問わず、梅を想い、創作に挑んだ作家は少なくありません。梅は、絵画、書、工芸などといった、ジャンルに関わらず、作家にとっての永遠のモチーフとして採用され、その作品は時代を超え、私たちの琴線に触れるのです。本展では、当宮の所蔵品の中から梅にまつわる作品をご紹介いたしました。
Courtesy of the artist
神戸智行 Tomoyuki Kambe
1975年岐阜県生まれ。
1999年多摩美術大学日本画専攻卒業後、第9期佐藤国際文化育英財団奨学生に選出される。
2001年多摩美術大学大学院日本画専攻を修了。2008年には文化庁在外研修員として、1年間のボストンでの研修を経る。その後2010年に「DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち<文化庁芸術家在外研修の成果>」(国立新美術館/六本木)を開催する。
翌年にも「トップランナー 日本画の若き力」(高崎市タワー美術館)
神戸智行展「イノセント・ワールド」(佐藤美術館/新宿、ギャラリー広田美術/銀座)等、数多くの展示を行っている。
Courtesy of the artist
鹿児島睦 MAKOTO KAGOSHIMA
福岡生まれ。美術大学卒業後、インテリアショップでのディスプレイやマ ネージメントを経て、現在は福岡市内にある自身のアトリエにて陶器や ファブリック、版画等を中心に制作。日本国内のみならず、L.A.、台北、 ロンドンなどで個展を開催、近年では世界中にファンが広がっている。 陶器にとどまらず、空間への壁画制作や国際的なアートプロジェクトへ の参加など活動の幅は多岐に渡る。