神戸智行展-太宰府天満宮コレクションより
- Date
- 2023年2月11日 - 2023年6月04日
- Artist
- 神戸智行 Tomoyuki Kambe
- category
- 日本画
日本画家 神戸智行(かんべ・ともゆき 昭和50年岐阜県生)は、古典技術や技法に則り研鑚を重ね、下地に箔を敷き詰めた上に彩色、極薄の和紙、さらに彩色を順に何層にも重ねるスタイルを編み出しました。その独特の空気感や遠近感を備えた画面は静謐でありながらも、そこで繰り広げられる生き物たちの営みに見て取れる壮大な世界観は、万物に神が宿るという神道の概念にも通じています。
神戸は、平成26年に太宰府に移住して以来、境内の四季のうつろいを肌で感じながら、当宮の文書館ための襖絵制作に取り組んできました。その完成に先立ち、本展では当宮がこれまでに収集してきた神戸作品をご紹介しました。
Courtesy of the artist
神戸智行 Tomoyuki Kambe
1975年岐阜県生まれ。
1999年多摩美術大学日本画専攻卒業後、第9期佐藤国際文化育英財団奨学生に選出される。
2001年多摩美術大学大学院日本画専攻を修了。2008年には文化庁在外研修員として、1年間のボストンでの研修を経る。その後2010年に「DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち<文化庁芸術家在外研修の成果>」(国立新美術館/六本木)を開催する。
翌年にも「トップランナー 日本画の若き力」(高崎市タワー美術館)
神戸智行展「イノセント・ワールド」(佐藤美術館/新宿、ギャラリー広田美術/銀座)等、数多くの展示を行っている。