太宰府天満宮アートプログラム vol.11 田島美加 「Appear」

Date
2022年5月15日 - 2022年10月10日
category
Negative Entropy (Dazaifu Tenmangu, Morning Ritual, Purple, Double), 2021
Anima 9, 2021
Negative Entropy (Dazaifu Tenmangu, Morning Prayer and Offerings, Gray, Quad)
Left: Art d’Ameublement (Karena Maihiva), 2021 Right: Art d’Ameublement (Araveke), 2021
Left: Art d’Ameublement (Karena Maihiva), 2021 Right: Art d’Ameublement (Araveke), 2021
Sense Object, 2021
Echo, 2021, Narcissus (Dazaifu), 2022
Echo, 2021, Narcissus (Dazaifu), 2022

“Appear”とは、目に見えるようになること、知覚されること、または、ある証拠によって明らかにされること。
太宰府天満宮では、平成18年(2006)から展開する太宰府天満宮アートプログラムの第11回目として、ニューヨーク在住のアーティスト、田島美加(ミカ・タジマ)の個展を開催しました。
日本人の両親のもと、アメリカで生まれ育った田島は、グローバルな視座から、これまで、西洋と東洋の交錯、物質・エネルギー・人間の精神の遷移、変換などをテーマにしてきました。
令和元年(2019)に太宰府を訪れた彼女は神社と神道、そして、1100余年の間、循環しながら歴史を繋いできた当宮への考察を通して、10点の新作を制作しました。
宝物殿には、御本殿での祝詞を収録した音源をプログラミングによってパターン化し、ジャガード織機で織る「Negative Entropy」を始めとする作品群が並びました。
また、屋外に設置された立体作品《Echo》には蓄光性の顔料が使われ、太陽光と《Narcissus(Dazaifu)》と名付けられたブラックライトによってチャージされたエネルギーが循環するしくみにより、光に包まれた瞑想の彫刻が会期終了後も常設作品としてご覧いただけます。

令和4年(2022)5月15日(日)~10月10日(月祝)
※7/18・7/25・8/15・9/19・10/10を除く月曜休館
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
会場:太宰府天満宮宝物殿および境内
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1
観覧料:一般500(400)円・高大生200(100)円・小中生100(50)円
※( )内は30名以上の団体料金、障害者手帳提示により付添者1名まで半額料金
主催:太宰府天満宮
協力:TARO NASU
展示監修:スーパーファクトリー
会場撮影:市川靖史