「障碍の茶室Ⅵ-開かれた場所/開かれた茶室」
- Date
- 2019年10月05日 - 2019年11月04日
- category
- 現代アート
文化の神様として親しまれる太宰府天満宮は、古くから万人に開かれた所謂アートセンター的な役割を担ってきました。いつも時代の最先端の文化を受容し、ここを拠点として発信されてきた歴史があり、太宰府は多くの文化人を惹きつけてきました。初代福岡藩主黒田長政の父、黒田如水も天神さまを慕い、天満宮境内の草庵で茶道、連歌に耽ったと伝わっています。本展はそのような太宰府天満宮で、すべての人を平等に迎え入れてもてなすという、茶道の精神を前提に、美術家の和田千秋と坂崎隆一、茶人の中村海坂の3名により展開されてきた「障碍の茶室」を開催することで、様々な境界を飛び越えた開かれた茶室を提案するものです。
境内全体を茶室の庭と考え、宝物殿では当宮収蔵品の中から和田が選定した作品を鑑賞し、特設茶室への車椅子での往来の中で、境内の自然豊かな景色も楽しんでいただけることでしょう。さらに、週末開催の茶会で使用する什器や道具は、昨年開催の「障碍の茶室サポータープログラム」での検証を経て、再設計されました。
昼の茶会開催日:10/5、6、12、13、14、19、20、26、27、11/2、3、4
10時受付開始~15時最終受付、参加費500円(薄茶、菓子、宝物殿拝観料含む)、申込不要
夜のかがり火茶会開催日:10/19、26 18時~、19時~ 各席10名ずつ
参加費1500円(濃茶、菓子他)
会場:旧東屋(茶店)特設会場
特別トーク 川浪千鶴(インディペンデント・キュレーター)×和田千秋(美術家)
日時:10月6日(日)14時~15時
会場:宝物殿地下講座室
主催:太宰府天満宮
助成:福岡県障がい者芸術文化活動推進費補助金
菓子提供:石村萬盛堂
協力:太宰府市社会福祉協議会、株式会社きさく工房
後援:九州国立博物館、太宰府市、太宰府市教育委員会