Hortense/Dazaifu オルタンス〜風変わりな茶会の作法
- Date
- 2022年11月26日 - 2022年11月27日
- category
- 現代アート
Hortense/Dazaifu
お茶をダンスのように淹れ、お茶のようにダンスを分ちあう。身体と周囲の環境との微妙なつながりが織り成す詩的な空間で、音楽家の息づかいは次第に音楽になり自然を彩ります。
フランス人振付家カトリーヌ・コントゥールよる風変わりなお茶会は、2022年11月26日(土)27日(日)の2日間、太宰府天満宮の文書館にて、開催されました。
2019年夏に太宰府で滞在制作された映像作品のインスタレーションと当日のパフォーマンスを美しい記録映像でお楽しみください。
映像はこちら
【出演】
カトリーヌ·コントゥール(振付家)|Catherine Contour
国立高等装飾美術学校(ENSAD)舞台美術学部卒。80年代にパリとニューヨークでダンスを学ぶ。コンテンポラリーダンスの分野に
おいて、場所と環境の微妙なつながりが織り成す詩的で政治的なジャスチャー(踊り)について探求している。作品は異なる分野や文化の対話を研究する側面を持ち、連想と類似の戯れによって、事物をつなぎ合わせ展開させていく独自の手法を用いている。
庭園のダンス、昼寝アート、茶道、写真、陶芸、映画、催眠など、さまざまな経験を物体や「儀式」に置き換えて、観客を幻想と想像の世界へと誘う。2002年以来、アートや教育の分野で催眠技術を活かす可能性を見出し、情熱を注いでいる。
2014年アンスティチュ・フランセHors les Mursの奨励者として日本を訪れたことがきっかけで太宰府の地に出会う。 2018年太宰府に滞在し、映像作品「HORTENSE/太宰府」、お茶を淹れるジェスチャーを基にしたパフォーマンス作品を制作した。
https://maisoncontour.org/fr
中川裕貴(チェロ奏者)|Yuki Nakagawa
1986年生まれ、三重/京都在住。作曲、演奏、演出を主にチェロを使用して行う。 チェロを演奏し広い意味での「声」をその楽器から引き出すこと、またチェロに物理的に打撃を与える打楽器的演奏や自作の弓を使用した特殊奏法など駆使し、それらの音から時間の上に様々な状況を創り出す。 音楽以外の表現形式との交流も長く、様々なアーティストのサポートや音楽提供、共同パフォーマンスも継続して行っている。 また近年では、ライブ/コンサート活動と並行して、自身がかつて使用し破損したチェロが、改造を施され自動で演奏を行うインスタレーション作品製作にも取り組む。
https://www.yukinakagawa.info/
【制作/衣装】
石橋美砂|Misa Ishibashi
1993年-2010年フランスに滞在し、コンテンポラリーダンスや舞台、映画の衣装デザイナーとして活動。道行く人の服を即興でカスタマイズするパフォーマンスや衣服を変化させるオブジェを制作するなどアートの領域でも作品を発表している。2010年-2018年アンスティチュ·フランセ九州の文化企画担当として、舞台、音楽、映画祭、展覧会、討論会など、フランス文化の紹介に携わる。現在はフリーで活動中。
【撮影 Film】
近藤ナオユキ(フリーランス)| Naoyuki Kondo (Freelancer)
安木寛剛(フリーランス)|Hirotaka Yasuki (Freelancer)
百田直哉(株式会社 Casaage)| Naoya Momota (Casaage Inc.)
【レコーディング/編集 Recording/Editing】
株式会社 Casaage | Casaage Inc.