青沼茜雲「令和の黎明を写す」
- Date
- 2020年1月30日 - 2020年3月08日
- category
- 日本画
青沼茜雲氏は、昭和10年久留米市に生まれ、地元中学校や石橋美術館(現 久留米市美術館)でお勤めののち、画家の道に進まれました。「茜雲」の名が示す通り、もみじや夕景などの茜の色使いが印象的で、青や紫、金箔などが融合した、独特でかつ荘厳な世界で知られています。
「芸術家の仕事は人の心の奥底に光りを送りこむことである」「芸術は人に新しい力を呼び起し、中でも絵画は神に捧げる言葉でもある」という信念のもと、青沼氏は日本さらには世界の情景、そして伊勢の神宮や太宰府天満宮をはじめとする日本の神々への崇敬の念を込めた作品を描き続けてこられました。
この度、齢八十五を数え、その集大成としての記念すべき個展では、万葉集「梅花の宴」の舞台となった太宰府を描いた新作をはじめ、日本の神話、自然、異国の風景をテーマにした作品の数々を展示します。
その神秘的な絵画世界をどうぞお楽しみください。