写真のかたちー太宰府天満宮アートコレクションより

Date
2020年10月03日 - 2021年3月14日
Artist
オータニ・ニューウェンハウゼ OTANI NIEUWENHUIZE ピエール・ユイグ Pierre Huyghe ホンマタカシ Takashi Homma 春木麻衣子 Maiko Haruki
category

太宰府天満宮の御祭神 菅原道真公(天神さま)は、「学問の神様」のほか、「文化・芸術の神様」として、古くから崇められています。天神さまのもとには、いつも時代の最先端の文化・アートが集まり、道真公御真筆、御佩刀、国宝「翰苑」をはじめとする古文書や工芸品などの宝物を核として、5万件を超えるコレクションを形成しています。

太宰府天満宮は、この文化・アートの守り神としての天神さまのお姿を現代に継承し、広く伝えるために、平成18年(2006)から太宰府天満宮アートプログラムを展開し、内外のアーティストによる神社のためのユニークな作品を発表してきました。さらに、アートプログラムと並行して、ジャンルにとらわれない現代の作品を積極的に収集しています。

本展では、当宮のコレクションの中から、多様なメディアによる写真作品9点をご紹介します。太宰府で制作された作品、太宰府をテーマにした作品を含むバラエティに富んだ写真表現をどうぞお楽しみください。

Dazaifu 3, Maiko Haruki, 2007, Courtesy of TARO NASU
カメラオブスキュラ 襖, Takashi Homma, 2014, Courtesy of TARO NASU

©Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU

オータニ・ニューウェンハウゼ OTANI NIEUWENHUIZE

日本人写真家 大谷臣史とオランダ人写真家ヨハン・ニューウェンハウゼが、観光客の視点から、文化が「消費」される場所つまり、観光地を撮ることで日蘭の文化や文化観光を読み解く新しいプロジェクトです。

©Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU

ピエール・ユイグ Pierre Huyghe

1962年、フランス、パリに生まれ。現在はニュー ヨ ークを拠点に制作活動中。写真、映像、インスクレーション、パフォ ーマンス等、ジャンルを超えた多彩な作風で知られる。
2001年に参加した第49回ヴェニス ・ ビエンナーレ(イタリア)にて審在員賞受賞、同年は第1回横浜トリエンナーレ(日本)にも参加。2002年ヒュー ゴ ・ボス賞受賞。その後も2012年第13回ドクメンタ(ドイツ)、2014年第10回光州ビエンナーレ(韓国)、2017年第5回ミュンスター彫刻プロジェクト(ドイツ)など数々の大規模国際展覧会に参加。
2013年にポンピドゥ ・ センター(フランス)を皮切りに国際的に巡回した回顧展や、2015年のメトロポリタン美術館(アメリカ合衆国)のルーフガーデン ・コミッションなど世界各地の著名美術館での個展多数。
2019年の第2回岡山芸術交流では芸術監督を務めた。
現在、今後の動向が最も注目される美術家のひとり。

©Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU

ホンマタカシ Takashi Homma

1962年生まれ。1999年写真集『東京郊外』で、第24回木村伊兵衛賞を受賞。
2011年から2012年にかけて、自身初の美術館での個展「ニュー・ドキュメンタリー」を国内三ヵ所を巡回。写真集多数、著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』等がある。近年、建築をカメラオブスキュラにして都市を撮るピンホール作品のシリーズや映像作品の発表を行う。現在、東京造形大学大学院客員教授。

©Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU

春木麻衣子 Maiko Haruki

1974年茨城県生まれ。玉川大学文学部芸術学科卒業。在学中、ゴールドスミス・カレッジ(ロンドン)に留学。個展「●○」(NADiff、2006)、「photographs, whatever they are」(1223現代絵画、2011)をはじめ、「VOCA展現代美術の展望―新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、2006)、PHotoEspana(マドリード、2006)、「六本木クロッシング2007展:未来への脈動」(森美術館、2007)など多数のグループ展に参加し、国内外で注目を集める。